この週末は出かける用事も無かったので、調子の悪かったコールマンのシングルバーナー533をメンテナンスしました。
いつ購入したかははっきり覚えてないのですが、二十数年前にロングツーリング用に購入した記憶がうっすら残っています。タンクの底には「93」と「3」が刻印されているので、1993年3月製造だと思われます。
ホワイトガソリンを出先で切らしても、いざという時にバイクのタンクから抜いた赤ガスが使えるという安心感で、このモデルを選んだような気がします。
先日、スキーに行った際にお湯を沸かそうとしたところ、ポンピングがスカスカ空振りしてしまい、タンクの加圧がまったく出来ない状況になってしまいました。購入してから今まで、ポンプ部への注油以外にメンテナンスらしい事は殆どしていなかったたので、ヘタったポンプカップが寒さで硬くなり、その役目を果たさない状態になってしまったのでしょう。
まあ、昨年夏からポンピングに違和感があることが度々発生していたており、近々こういう事態になることは薄々感じていたのですが、面倒臭いというか先送りにしていた罰が、温かい飲み物を飲みたいスキー場で出てしまったのですね。(笑)
※湯は別の方法で入手したので問題にはなりませんでしたが。
今後こんな事があってはならないと、意を決してポンプカップの交換に踏み切りました。
ろくにメンテナンスしていない割にはそれ以外の不調は殆ど無かったので、近くのアウトドアショップへ行きポンプカップと消息不明になってしまったルブリカントを買ってきて部品交換です。
ポンプの付け根のプラ部分を反時計回しに回すと、ポンプ自体(ポンプ軸とポンプカップ周辺部品が)抜けます。ポンプ軸の先についている古いポンプカップを取り外して新しいのに交換です。
ポンプカップを留めている部品が取り外しにくいですが、上手く細いラジオペンチなどで引っかかりを取り外します。古いポンプカップは新品と比べると硬くなっており、さらに広がりが小さくなっていました。
新しいポンプカップを取り付けたら、元通りに組み立ててルブリカントを塗りバーナー本体に戻して交換は完了。とても簡単です。
試しに燃料を入れて点火してみましたが、加圧がしっかり出来て快調・快適です!ポンプカップなんて数百円で買えるので、調子が悪くなる前にさっさと交換しておけばよかったと、深く反省しております。