前回の投稿の通り、AnkerのモバイルバッテリからPDトリガーデバイスで15Vを出力させ、PWMスピコンでファンの回転数を調整しようと目論んでいましたが、結論から書くとこの方式は「使えない」ことが判明しました。
スピコンの発注前からFETからの発熱がそこそこあるだろうと想定していましたが、その発熱の処理や基板のケーシング等課題が多すぎます。
つまり「色々と面倒臭い」ということで使えないとしています(笑)
ということで別の方法を考えます。
魚探をモバイルバッテリ運用にする際に購入したPDトリガーデバイスは、基板上のパッドのショートのさせ方でPD給電機器(バッテリ等)から取り出す電圧を5、9、15、20Vと変更できます。これをうまく使うようにしたいと思います。先日の実験ではファンの供給電圧を5Vにすると風量が物足りない感じでしたので9Vと15Vが切り替えられたらいいかなと。
PDトリガーデバイスの基板を確認すると、9Vと15Vの切り替えであれば、スイッチを1個追加すれば実現できることが判明しました。早速手持ちのスライドスイッチを取り付け動作確認です。
スイッチの切り替えによりモバイルバッテリからの供給電圧が9V、15Vと正しく切り替えができることが確認できました。
実際にファンを接続して消費電力を確認したところ、9Vでは消費電力が約6Wとなりますので、手持ちのモバイルバッテリだと約11時間50分の稼働が見込めます。
この方法だとシステムがコンパクトになるし発熱も無いのでいいですね。デメリットはファンが強・弱の2種類しか切り替えられないことくらいでしょうか。
あとは、首掛け式のフローティングベストとの相性の悪さの解消のみです。首周りの風の通り道の確保をどうするかです。
なんかいい方法ないかなー