G.W.能登ドライブの”自分勝手”考察

G.W.の興奮(?)が冷めないうちに、行程距離約1,600km、費用約3万円となった今回の能登ドライブに関する考察を書いてみたいと思います。

一歩引いた目線で振り返るのも大事だと思いますので。

— 以下私の考察 —

■同行者および家族の理解について

同行者が居るのであれば、同行者との意見の擦り合わせはとことんしておいた方が良いです。今回そういう意味では趣味やノリが同じ方面なので、特に問題はありませんでした。当初は「どこまで本気か?」が見え難い部分(雰囲気)がありましたが…

また、私のように妻子持ちには「家族の理解」は同行者との意見の擦り合わせ以上に神経を使う必要があります。今回、妻の理解が得られていたので、特に問題にはなりませんでした。旅行用のお小遣いも特別支給されたし。

■旅の目的地について

ある程度の目的地(立寄ポイント)等は決めておいた方が何かとスムースです。よく知っている土地であれば「完全無計画」も成り立つと思いますが、知らない土地であれば距離感とか雰囲気とかが全く掴めないので「大体こんなポイントをこんな感じで巡りましょう」と決めておくと現地で悩む箇所が減ると思います。

今回の旅は当初「佐渡」を目指していましたが、様々なパラメータにより「能登半島」へ変更になりました。そのため、出発日前日(4/30)の業務終了後にざっくり立寄ポイントと巡り方を決めておきました。ですので、非常にスムースに事が運んだと思っています。※いくつかポイントを追加しましたが大きくルートは外れず、また時間もそれほどロスはしていないです。

立寄ポイントを絞っていなければ、そこいらに立っている看板等に引っかかり、今回の半分も進めなかったのではと思います。

■道について

「冬期通行止め」

過去、G.W.に出かけた際経験していたのですが、今年のG.W.のポカポカ陽気ですっかりその考慮が抜け落ちていました。

雪が降る地域の高い山(峠)をパスする道では、国道とはいえ「冬期に除雪されない道」が幾つか存在しています。今回、砺波→飛騨へ抜ける国道471号線を使い順調に進んでいたかと思いきや、通行止めゲートに阻まれてしまい約11kmの道を引き返す事態になりました。これにより遠回りをしなければならず、時間をだいぶロスしました。

紙の地図では「この道は冬期(11〜5月)は通行止め」とかの注釈が入っていますが、ナビ等ではこの情報が書かれておらず(ルート検索では考慮されているのか?)ナビ通りに行ったら通行止めなんて事もあるのかもしれません。

Googleマップとかでは雪だるまに×印が記載(下記参照)されていますので、事前にしっかり調査していれば今回の様な事態は回避出来たのかもしれません。

そういった意味では、紙の地図の方が情報量の多さとその見せ方が上手な気がします。

■宿探しについて

この旅のスタンスが「行ける所まで行って、宿はそこで考える」というコンセプトでしたし、土地勘がないので能登半島はどのくらいの時間でどのくらい進めるのか不明でしたので、宿については一切何も決めませんでした。まあ、何とかなるだろうと。多少は手こずりましたが泊まる所はちゃんと確保出来ました。

昔は「旅館(観光)案内所への飛び込みは常套手段、本屋でビジネスホテルガイドを立ち読みして電話するが裏技」という感じでしたが、カーナビとスマートフォンという組み合わせは現代の宿探しに於いてこの組み合わせは最強かもしれません。ITの進歩によって宿探しが大変楽になったというのが正直な印象です。

一泊目はカーナビで周辺の宿泊施設をリストアップし、片っ端に電話をするという方法で宿を確保。

二泊目はスマートフォンで全国ビジネスホテルガイドのWebを参照し、地域を絞って出てきたビジネスホテルに片っ端に電話をするという方法で宿を確保。

その結果、一泊目は2,500円の民宿、二泊目は4,200円のビジネスホテルを見つける事が出来ました。

■宿について

一泊目の宿は私の経験した旅館ではトップクラスの安さです。ある意味ブッチギリかも。

電話をかけた際「まだ営業開始(6/1〜営業予定)していなく、また風呂も壊れていて…」と言われましたが、風呂が近くにある事を確認し「風呂は関係ない」事を伝え、そして素泊まりで良いという条件で交渉した結果、3,000円を2,500円にしますという事で宿泊交渉成立!

このやり取りで非常に強い不安(胡散臭さ)を感じたが、建物の規模はそこそこ大きく、内外はとても綺麗になっており交渉時の不安は一発で解消されました。4畳半程度の狭い部屋でしたが、足を伸ばせて布団でゆっくり寝れましたので満足。

二泊目は普通のビジネスホテル。以前泊まった事のある和歌山の4,500のホテルより広く何も問題なし。

我々は宿に泊まりましたが、今回の旅で目についたのが「ミニバンやキャンピングカーによる宿泊」であろう方々。温泉付の道の駅で あれば当然敷地内にトイレもあると思うので、水周りについては特に不自由しないやり方、トイレがある道の駅でも苦労しないであろうと感じました。

G.W.等の繁忙期で 料金が馬鹿高い旅館に泊まるなら、このような旅のスタイルもアリだと思いました。「家族5人でセレナ」も同行者の理解と荷物を上手く纏められれば十分実現 可能でしょう。今後の検討事項(?)としたいです。

■高速料金について

「ETC装着車は休日特別割引により上限1,000円になる制度」これが無かったらこの安旅は実現しなかったでしょう。今回は一般有料道路と大都市近郊区間があった事で2,560円の高速料金となっていますが、通常料金であれば12,860円掛かることになっています。

割引を考えると非常に有り難い制度なのですが、民間企業(?)であるNEXCOは差額の10,300円は損失となる訳です。政治が補填する=我々の税金が充てられている筈ですので、今後とっても不安な感じです。

— 考察ここまで —

色々書きましたが、大事なのは「何にその旅の価値を見いだすか」だと思います。今回の旅は「独身時代に戻ったような」感じの旅でしたので心の洗濯が十二分に出来、非常に価値のある旅だったと思っています。

G.W.能登ドライブの”自分勝手”考察」への2件のフィードバック

  1. BlueDiamond

    すばらしい考察です。全ての内容において共感しました。
    ウチは学生時代に運転免許を持っていなかったので、今回の様な旅をしたのは初めてでした。そんな事もあって、職場で今回の旅行の話をしていた頃は具体的に考えずに言っていたのがホンネです。せっかくの連休なので是非実行に移したいと思い、ファミレスでより具体的な計画を立てた頃からかなりワクワクしていました。
    学生の頃に出来なかった今回の様な旅をTe-Tsuさんと一緒に出来て本当に良かったです。
    また機会があったら是非一緒にお出かけさせてください。もちろん、日帰りのツーリングやドライブもまた行きましょう。

    返信
    1. te-tsu 投稿作成者

      たまになら怒られないと思うので、また行きましょう!
      何故か知らんが、嫁以外に”イヤミ”を言われているのが気になる。うーん、気になる。
      すご〜く気になるぞ。

      返信

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