バイクにETCは高速を利用して遠方にツーリングへいくのであれば、各種割引の恩恵をうける事が出来たりするので非常に有り難いですし、グローブを装着した状態での料金支払いは凄く大変です。先日の投稿みたいに雨が降っていたりするとなおさらです。
ということで、バイク用の車載器を買おうと思い夏頃からアプローチしていたのですが「在庫なし」「いつ入荷するかわかならい」等々…
「やる気あんのか?(#゚Д゚)ゴルァ!!」
と言いたくなる感じ。
しかも、セパレート型の機器&セットアップ&工賃で
「約伍萬円」
このご時世に趣味のバイクに諭吉さん5人分も払えませんよ〜。これじゃ、高速代上限千円でも、元を取るのにいつになるのやら…。もうね、我慢の限界に達しました。
そういう事で、軽四輪登録の車用ETCをバイクに積む「自主運用」でETCデビューします。思いっきりグレーゾーンに突入しますので、ここから先の記述内容を参考にされる方は「自己責任」でお願いします。
:
先ず機種選定です。
やっぱりETCといえば三菱でしょう。なぜなら三菱のETC車載器の配線はACCとアースだけ繋げばOKというお手軽仕様ですから設置は簡単です。あとアンテナと本体の一体型の方が私にとっては都合がいいです。アンテナ別体型だと見た目はシンプルな感じになりますが、あの長いアンテナケーブルの処理が面倒です。
という事でカー用品店に出向き、三菱のEP-536BAをゲットしました。
音声案内は正直要らないのですが、この小ささは魅力的です。
:
次に、このETC車載器の設置方法です。
ETC車載器は遠出の時だけ(高速を使う時だけ)付いていれば良いので「取り外し可能」にしたいです。バイク専用品みたいに防水性能もありませんので、ケースに入れるなりしなければなりません。非常に面倒です。
色々考えた結果「電池駆動」を思いつきました。1.5Vの乾電池を8本直列にすれば12Vが取り出せます。電池駆動で大丈夫かどうかの裏を取らなければいけません。
取説には「最大消費電流 400mA」と書いてあります。対応入力電圧は12〜24Vです。どの程度実際に消費しているかを確認する為に、12Vに設定した安定化電源に繋いでテスト。
平常時は70mA程度消費しています。カード抜き差ししたり履歴の音声案内をしている瞬間に180mA程度。実際にゲートをくぐった電流値は計測していませんが、400mAというのは通信時に一瞬起こるのかもしれません。これは今度確認してみたい項目ですね。
消費電流値と電池の性能を考えるとアルカリ乾電池は問題なさそうです。ニッケル水素電池でも良さそうですが、こちらは1.2Vなので電池を10本仕様にしなければならずスペースの関係で不利ですが、今後検討の余地はあります。
って事で電池駆動に決定です。
:
そうと決まったら部品集めと配線です。
- 単3×8本用電池ホルダ
- スイッチ
を見つけ出し、ETC車載器に付いてきたハーネスを適当な長さで切りスイッチをハンダ付け。さらにスイッチの先に電池ホルダをハンダ付けします。当たり前の事ですが極性を間違えないようにします。
そして出来たのが…
こんな感じです。
最初の動作テストでは、このセットをジャケットの胸ポケットに入れた状態で行きましたが、問題なく通過出来ました。
電池交換のタイミングが不明であるとか、電池のサイズ等の課題はまだ残っています。今後この辺りを詰めていきたいと思います。