昨日のオーバーホール作業に引き続き、36→32インチにシャフトをカットする作業になります。
X5/X3はインナーシャフトが樹脂コンボジットなので切るのは簡単ですが、インナーシャフト上部に付いているピニオンナット固定用の溝を作るのが少し面倒。
溝はフライス盤とか持ってれば作るの簡単なんだと思いますが、そんな機材は持ってないのでリュータで削って作ろうかなと思いますが、ボルト2本が平行になるように溝が掘ってありますので、ただ闇雲に削っては上手くいかないと思います。
ですので、ピニオンナットを採寸して3Dプリンタで2本の溝を削るガイドを作ることにしました。
下からシャフトを刺して、脇のスリットをガイドにしてシャフトの溝を削るという使い方です。設計したものを3Dプリンタで出力している最中に、シャフトをカットします。
36→32インチにしますので差分の4インチ(≒10.2cm)を計りカットします。樹脂lコンポジットシャフトなので、パイプカッターで切るのはNGだと思います。私はクラフトノコで切りました。
シャフトして長さが無事32インチ(≒81.3cm)になりました。モーターケースにネジ込まれている部分も含めてシャフト長です。
そして、用意した溝作成ガイドを使って溝を掘ります。
はい出来上がり。左がカットしたオリジナルの溝部分で、右がシャフトカット後に私が加工したものです。
あとは昨日オーバーホールした各部品を組み立てて…
無事完成しました。
左が今まで使用していたEF54Vですが、正確なシャフト長は知らずずっと32インチだと思っていたのですが、今回シャフトカットしたX3と比べると若干長いですねぇ。ヘッドの形状の差かな?
なお、ノーズコーンの塗装の剥がれが酷かった件ですが、塗り直すつもりで塗装を全て剥がしたところ、無塗装も悪くないかなという感じになりそのまま塗装なして組み立てました。
ノーズコーンの塗装を剥がしていて思ったのは、簡単に剥がれるところとそうでないところの差が大きく、元々の塗装の質が悪かったから剥がれが酷かったのかなと。
オーバーホールとシャフトカットは今まで行ってきたバイク・車いじりや電工作業のおかげで道具がある程度揃っていましので、初めての作業の割にはスムースにできたかなと思います。あとは実際に湖面に浮いての試運転ですね。モータ内部への浸水とか…無いよね?